2019/07/30
猛暑が続きます。
どうぞご自愛ください。
幕張ドルフィン歯科の米山です。
上下の前歯の隙間が広がる開口は、舌出しの癖によるところが大きく、たとえ矯正によって歯列を改善してもその癖が治らなければ
再び前歯の隙間が上下的に広がります。
治療中にも注意が必要で、開口の原因は、物を飲み込むときに舌が前歯を押してしまうところにあります。
舌の力を活性化させると、本来の位置である上顎へ着くポジションとなります。
なので、矯正治療にも舌を活性化させるための体操を実施していただくことと、舌出しの癖を意識して治していただくことがとても重要となります。
取り外し式の装置では、重度の叢生は改善できても開口が残るために最後は、前歯に透明なボタンをつけてゴムで上下の歯を牽引する必要があります。
ゴム牽引は、寝ているときにしていただき、期間は1か月以内に終了します。
舌出しや頬杖、片噛みの癖など歯列を不正にする習癖は、治療の方向性を左右させてしまうほど強力なものとご理解ください。