狭窄歯列の問題
院長の米山です。
現代人の顎は、とても細くなっています。
その理由として、小児期から軟らかいものを食事として選択してきたことがあげられます。
縄文時代の人骨を調べると、歯は垂直に生えていることが観察されます。
穀物類を主食としてきた文化から、開国以来、海外の食文化が日本人の顎に影響してきたことは、疑いないようです。
給食の献立をみても、軟らかいものを主食としている傾向があり、顎の発達に貢献しているようには見受けられません。
顎が発達しない状態では、狭窄歯列(歯が舌側に傾斜する)になるのも必然といえます。
狭窄歯列をほっとくと頭痛、肩こり、顎関節症、睡眠時無呼吸症候群といった全身に影響を及ぼす場合があります。
当医院の床矯正は、審美だけではなく、このような狭窄歯列の改善を行うことを目的とした矯正です。