決意
5日、アジサイの花も梅雨入りを歓迎しているかのように咲き誇っていました。
幕張ドルフィン歯科の米山です。
早朝、清掃業者に医院清掃を任せ、江戸川病院へ。
内視鏡検査室はまるで、サロンのような室内でした。
今回は、経鼻からの検査を希望しています。
とはいっても、管が胃の中を行き来する状態や、最後に空気を入れられ、
胃がこれでもかというくらい膨張する苦しさは、二度と味わいたくないなと思ったものです。
検査前日の診療終了後、私は一人医局でコンビニおにぎりをほおばっていました。
何気なしにつけたテレビには、ドイツ人の父親と日本人の母親との間に生まれた
女性ピアニストが紹介されていました。
幼いころからピアノを愛し、練習に明け暮れる生活を送っていた彼女が、日本人学校で見た
映画(火垂るの墓)。
その映画に感動し、ドイツ人の父親にその想いを伝えようとした。
しかし、その想いを、ドイツ人である父親にどう伝えていいかがわからず、
彼女は強いショックをうけたそうです。
自分は、いったい何者なのか?
ドイツ人なのか、それとも日本人なのか?
ハーフの子供は、いづれその問題にぶつかっていきます。
私の3歳の息子ケイトも日本と中国のハーフ。
いづれケイトが成長してその問題に直面したとき私は、彼の助けとなれるだろうか?
そう思わざるを得ませんでした。
この苦しみは、一瞬で終わる内視鏡検査の比ではないはず。
父親として私は、いつでも彼を支え続けよう。
たとえ政治情勢が悪化したとしても
命に代えても!