母への贈り物
16日、午後から私は銀座へ向かいました。
幕張ドルフィン歯科の米山です。
三越で私は、母の誕生日プレゼントを探していました。
毎回そうなのですが、今回も何を贈ろうかと頭を回転させながら、着物売り場へ。
ふと目に留まったのは、銀細工や七宝焼きの帯留めでした。
松竹梅や歌舞伎にちなんだもの、おめでたいものなど数々の帯留めのなかから、
すでに選んでいた帯締めに合ったものをチョイス。
その日の夕方からは、日本メンタルヘルス協会の再受講を。
衛藤信之先生のお話を伺いながら、縁起について深く考えていました。
私は、たった一人の母親から生を受けたのですが、自分のご先祖様は途方もない数字に
なることはおわかりでしょう。
人類はたった一人の女性から発生したと言われますが、大元はビッグバンに
行き着くわけです。
つまりすべては、関係性で成り立っていることに気づいた時に、より深い感謝が
立ち現れてくるのです。
17日の夕方、実家で母の85歳の誕生日をお祝いしました。
私の母は、戦後の混乱期を生き抜いただけでなく、母親(私の祖母)を若くして亡くしています。
下には4人の姉妹がいて、父親(私の祖父)のまさに母親代わりとなってきた人でした。
今でも実家で洋裁教室を続けながら、一人暮らしをしています。
お茶は若い時からたしなみ、表千家の師範級ではあります。
ここで、新たなことが判明したのですが、お茶の席には、あまりきらびやかな装飾物は
身につけないということでした。
なので、私のプレゼントの帯留めは、お祝いの席の時にでもつけてもらえればと思います。
お母さん
私は、あなたの悲しむ姿をほとんど見たことがありません。
父や私の前妻の葬儀でも気丈にふるまっていましたね。
私が息子たちと実家に遊びに行くことが、私にとって一番の親孝行と思っています。
あなたが私にしてきたように、私もあなたに多くのものをお返ししたいのです。
だから、お母さん
長生きしてください。
もちろん、仕事やお茶を楽しみながらですよ。