縁起とは
穏やかな秋風が吹く季節です。
幕張ドルフィン歯科の米山です。
先日SH療法のニュースレターのエッセー原稿が完了し、投了しました。
SH療法とは、取外し式矯正を患者さんへ提供することによって、全身の健康の向上を
視野に入れた医療です。
SH療法勉強会には、私自身2008年の入会となります。
2002年ごろより、他の取外し式の矯正勉強会に入会し、研鑽は積んでいました。
今では、SH療法のみで研鑽を積んでいますが、前勉強会の先生にも多大なる恩義を
感じています。
そのようなことを、今回のニュースレターで述べさせていただいています。
この世の中は、すべてが関係性で成り立っています。
そのことを仏教では縁起という概念で説明しています。
思えば私も2006年に前妻を失ってから、慟哭の闇の中をさまよい、たどり着いた先が
現在の妻でした。
11月3日には、妻の誕生日を実家でお祝いしました。
前妻の大学生になる息子と今の妻の4歳になる息子。
私の妹と86歳になった母。
家族の肖像は人それぞれだと思います。
人に限らず、森羅万象すべてのものが縁起の中で成立しています。
そこには、正負、善悪、幸不幸といった二元論はありません。
今というときは、過去の積み上げでしかなく、そこには生死も関係なくなります。
私は蝋燭の灯を見ながら思うのです。
今という偉大なプレゼントをお祝いすることが、幸せという認識となってくるのでしょう。