矯正装置を外している時間の大切さ
幕張ドルフィン歯科の米山です。
当医院の行っている取外し式の矯正は、夜寝ている時に装置を装着して歯並びを改善する
ものです。
しかしながら、装置を外している昼間が最も大切な時間となります。
そもそも歯並びが悪くなる要因は、乳幼児期から始まっています。
乳児は吸啜という行為によって、口腔機能を獲得していきます。
その機能を発達させる時期が長ければいいのですが、すぐに離乳食になった場合、
鼻呼吸から口呼吸へと呼吸する場も変化してしまいます。
口呼吸の弊害は、ダイレクトに病原菌を肺に送ってしまうことで、アレルギーや風邪を引きやすく
させてしまうところにあります。
さらには、肺炎やアトピー、関節炎などの疾患も将来的に発症させてしまう可能性が高くなります。
なので、装置を外している昼間に、口腔周囲筋や舌を活性化させるための あいうべ体操を
実践してもらうように指導しています。
また、口を閉じる意識をもってもらうことと、寝ている時に口を開かない状態にするテープも
勧めています。
夜間に口を開けた状態で寝ていると、口腔内の乾燥によっても風邪を引きやすくなるでしょう。
もし自分が歯並びが悪かったり、風邪を引きやすいと感じているならば、口呼吸を疑ってください。
そのような場合は、まず口を閉じる意識を持つことが大切です。
さらにはあいうべ体操や夜のマウステーピングをお勧めします。
今年も残すところ僅かとなりました。
医院内の装いもクリスマス一色です。
特に今まであったプリザーブトフラワーを、新しいものへ交換しました。
ぜひ皆さんも風邪を引かないようにマウスケアをしてみてください。