矯正装置を外している時間の大切さ
14日バレンタインデーは、春一番が春の到来を知らせるように暖かく私を迎えてくれました。
幕張ドルフィン歯科の米山です。
今年初めてとなるSH療法セミナーに参加しました。
SH療法は、取外し式の矯正を実践することで、全身の健康の維持増進を目的としています。
特に今年からは、装置を入れていない16時間の大切さをテーマとしています。
特に食べ物を良く噛むという習慣は、顎の発達や脳の活性化に欠かすことのできない部分です。
食材を大きい状態で煮込む中華料理は、噛み応えのある食文化です。
なので中国人には、虫歯が少ないという傾向があるようです。
しかし、日本は食の欧米化に伴い、より小さくより柔らかく料理するものへと変遷し、顎の発達に
悪い影響を与えるようになりました。
認知症の増加もこのことに起因すると考えています。
また、頬杖などの態癖が、顎をゆがませる要因となるため、その認識を持ってもらうための指導も
欠かすことができません。
さらに呼吸をどこでしているか、口から鼻への呼吸の意識づけはとても重要で、夜寝る時に着ける
マウステープを勧めていきます。
夜寝ている時に口で呼吸をすると口腔内の乾燥から細菌が繁殖し、虫歯や歯周病を発症させます
このように矯正装置を装着していない時間の指導は、取外し式の矯正ならではのことです。
私たちスタデイグループは、毎月繰り返しこのような症例検討やグループワークによって
現代病ともいえる狭窄歯列や口呼吸の改善に向けての勉強をしています。