春のエピソード
27日、私は花冷えのなか、上野へ行ってまいりました。
幕張ドルフィン歯科の米山です。
取外し式の矯正患者さんのなかに、来年大学受験を控えている女子高校生がいます。
矯正治療が終わった帰り際、
彼女 先生にご相談が
私 何でしょう?
私は国立を受験するのですが、勉強の順番がわからないので教えてください。
私 !!
まさか、矯正の相談ではなく受験の相談を受けるとは思いがけず、狼狽
そ、そうだねえ
僕は私立なので国立出の先生に聞いておくよ
とは言ったものの、全く頼りない先生になってしまいます。
なので私は、受付を済まそうとしている彼女に
一つ医学的にいえば、受験は朝から始まるので、今から勉強を朝やった方がいいよ
と、アドバイスしました。
夜型ですと受験の本番時集中力に支障があるため、一時間でも早朝に勉強する習慣を
身に着けたほうがいいでしょう。
特に国立は覚える教科が多いため、受験も午後に渡ります。
そのようなことから、彼女の答えになっていませんが、私なりのアドバイスをしました。
ただ、国立出の先生を探して置くことも、忘れないようにしたいものです。
少し焦ったエピソードでした。
上野の桜はまだ5分咲き
すでに気の早いグループが宴会をしていました。
私は、学会の友人と夕鶴というオペラを東京文化会館で観劇しました。
昔からよく題材にされる夕鶴ですが、オペラは初の試みです。
つうを演じる佐藤しのぶさんのソプラノは、会場全体を包み込むような声量
男性陣のテノール、バリトンもすばらしい
歌舞伎役者の市川右近さんの、空間を抽象化した演出や照明のすばらしさが、演技を
より深いものにしています。
私自身初めてのオペラでしたが、大変感動しました。
まだ、社会を知らない学生さんと、つうの純粋な心に通じるものを見た気がしました。