機能回復には
取外し式の矯正患者さんで、病院のリハビリ科で働く女性がいます。
幕張ドルフィン歯科の米山です。
術後の後遺症が重度の場合、リハビリの期間を経て退院するわけですが、そのリハビリが
とても過酷であることは、想像に難しくありません。
ややもすると拒否されたり、時には暴力を振るわれることもあるそうです。
患者さんにとっては、とてもきつい期間であるので、私も未経験ながら、つらい気持ちになるだろうなと察します。
取外し式の矯正でも、装置の装着だけでは、よく噛める歯並びには改善しません。
そもそも歯並びが悪くなる原因は、食生活の軟食化による舌と頬筋、咬筋の力の低下があります。
その低下した力を活性化させる体操とよく噛む習慣、また舌を出す癖や頬杖などの習癖を
取り除く必要があります。
そのアドバイスを治療中に根気よく話していくのですが、よく聞いてくれる方とそうでない方に
分かれます。
リハビリのような過酷さには全く及びませんが、ある意味それ以上の重要性を秘めています。
歯並びが悪くない方でも良く噛むことは、脳が活性化し認知症の防止につながります。
健康を取り戻し、人生を輝かせるための医療としての重要度は、変わることはありません。
風が
吹かなければ
自分が動く
そうすれば
風が吹く場所に行ける
坂本龍馬