口が閉じない子供たち
18日父の日は、幼稚園の親子参観に行きました。
幕張ドルフィン歯科の米山です。
最初、小さな教室に学童を囲むように親御さんが入りました。
先生のピアノに合わせた歌を披露してくれて、わが子の成長を喜ぶ親御さんの姿に
私もうれしくなります。
お遊戯室に移動し、お父さんと児童がペアになったゲームを行い、お開きとなりました。
ただ、楽しさの中に、少し気になることがありました。
一生懸命にゲームを楽しむときに口を開けてしまうのは、仕方ないことですが、
常に口を開けた状態の児童の多さに驚きます。
口呼吸の弊害は、このブログでも何度も取り上げていますが、実際にこのような場面を
目の当たりにすると少し心配になります。
本来人は鼻呼吸ですが、口を閉じられない人は、間違いなく口を中心に呼吸をしています。
口での呼吸は、直接ウイルスや雑菌を肺に送り込むため病気の原因にもなります。
鼻は、生体の防御機構が備わっている器官ですので、ウイルスや雑菌をシャットアウトしてくれます。
そもそも口を開けっぱなの児童は、口や舌の力が低下しています。
その原因を突き詰めると、柔らかいものを中心とした食生活にあります。
なるべく噛み応えのあるものも家庭での献立に加えてください。
また親がよく噛んで食べる見本を示さない限りは、お子さんも右に倣えとなるでしょう。
つまり口呼吸は、家庭での躾の見落としであり、早く食べることを良しとする悪習慣の結果なのです。
心の扉は
自分が開けなければならない
なぜなら
内側しか開けられないから
ノックされるのを待っていたら
その前に人生が終わってしまう
坂本龍馬