呼吸と歯科
秋晴れの日が続いています。
幕張ドルフィン歯科の米山です。
前回の学会でポスター発表させていただき、おかげさまで敢闘賞をいただきました。
内容は呼吸についてのことですが、歯科で呼吸にアプローチすることは、まだ認知されていません。
私は、ここ数年取外し式矯正が、歯並びの改善だけでなく咽頭や鼻腔の容積を増大させること、
また口の周囲筋や舌の力を高める運動により、口呼吸から鼻呼吸へ変えるためのアドバイス
をしてきました。
この治療によって、肺炎の予防や睡眠時無呼吸症の改善につながります。
また呼吸自体を意識することで、脳内のセロトニンが活性化され、うつ病や自律神経失調症が改善される可能性が高くなります。
古来からの呼吸法には、座禅、ヨガ、気功、瞑想があり、現代のトップ企業では研修として
利用されています。
現代社会では、呼吸に意識を持つこともなく、浅い呼吸になりやすい場面が多い。
スマホを見ているときも息を止めがち、あるいは口を開けた状態で、姿勢も悪く体にいいことは
ひとつもありません。
知識を増やすことは決して間違いではありませんが、より健康的になりたいのであれば
自分の呼吸に意識を持つことです。
人生の主人公は
自分しかいない
代役なんて
誰もやってくれないのだ
坂本龍馬