取外し式矯正の適応
寒い日が続いています。どうぞご自愛ください。
幕張ドルフィン歯科の米山です。
取外し式の矯正は、狭窄した歯列を本来あるべき姿である歯列へと改善していくものです。
適応症例は、叢生、上顎前突(出っ歯)、下顎前突(受け口)、犬歯唇転移(八重歯)ですが、
受け口は切端までの改善が限界となります。
開口(前歯が上下重なっていない)症例は不適応となります。
歯の上下への移動は、矯正専門医でさえ難症例となり、治療費も高額となります。
取外し式の矯正は、外科手術や抜歯をしない矯正であり、難症例には適応できません。
傾斜した奥歯は、垂直に起立し良く噛める歯列へと変化します。
また装置装着だけではうまくいかず、舌や口の筋力トレーニングや睡眠中のマウステープの使用
良く噛むことや口を閉じる意識も重要となります。
歯列不正は生活習慣病の要素が多分にあり、その習慣の改善も視野に入れた治療を必要とします。
見た目の改善だけではなく、口腔機能の改善を重視した矯正といえます。
樹木にとって最も大切なものは何かと問うたら、
それは果実だと誰もが答えるだろう。
しかし実際には種なのだ。
- ニーチェ -