矯正治療に必要なポイント
猛暑が続いています。
熱中症には気を付けましょう。
幕張ドルフィン歯科の米山です。
取外し式の矯正治療は、ワイヤー矯正よりも治療期間が長いため、日々の歯列の変化を
感じにくい傾向があります。
毎月の調整に来院していただいた時、私は装置の拡大量を診るわけですが、寝ている時の
装着をしていただければ、確実に広がっていることが確認できます。
また、口の周囲筋や舌の力を活性化させるあいうべ体操の実施状況や、良く噛む習慣の確認
寝ている時のマウステープの使用状況など確認事項が多岐にわたります。
つまり、装置さえ装着していればスムーズに歯列が改善していくわけではなく、それぞれの項目をどの程度実施されているかによっても、本来のあるべき歯列に変化していく状況が変わるのです。
なぜ、歯列不正になったかの原因の追究とその除去を視野に入れます。
軟組織が弱ければその強化を与え、咀嚼力の低下があれば、噛む回数を増やし、顎のずれを助長する習癖があれば、その防止のための意識づけを行います。
多くの悪い要因の消去と低下している箇所の強化とともに、誘導装置である矯正装置を毎日
装着することで、数年後、ようやく理想とする歯列へと変貌していくはずです。