外している時間に意識を持つ矯正
大雨や地震など今後、子供たちを守ることを真剣に考える時代となっています。
幕張ドルフィン歯科の米山です。
取外し式の矯正は、夜寝ている時の装着をすることで歯列を改善していきます。
しかしながら、それだけでは100%うまくいくとは限りません。
外している時間の重要性は、以前にも何回もお話しさせていただいたとおりです。
矯正患者さんの咬筋の力は、ほとんどの場合、低下している状況があります。
これが何を意味するのか、つまり良く噛んでいるようで実は、噛む回数が少ない食生活を
長年してきた結果、歯列不正が助長されていることを物語っているのです。
また噛み癖が片方についてしまった結果、顎のずれを生じている方も少なくありません。
良く噛むとは単純ではなく、食材によっても噛む回数が変わりますし、硬いものであれば、左右
まんべんなく噛む習慣も大切なことです。
良く噛んでいない歯列は、たとえ装置を装着していても奥歯の広がりすぎや、上下の前歯同士が
離れすぎてしまうケースが、見られるようになります。
なので装置の装着と同時に、よく噛む習慣と咬筋や舌の力を高める体操も実施していただいています。
うまくいくケースは、本人がすでに意識を高めて、装着していない時間を有効に活用しているともいえます。
矯正治療をされる方のほとんどは、真面目な方や素直やお子さんなのですが、毎日のこととなると定期的なアドバイスは、必須といえます。